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ウサギのメディスン

更新日:2021年9月18日

正中心合気道 合気道メルマガより(No.4 2021(R3)5.20)


脳腸相関・・・脳の状態が腸に影響を及ぼし、腸の状態が脳に影響を及ぼす。


この原理を用いて積極的に脳と腸に働きかけ、自分では気付けない部分のレベルアップを促します。今回は、ソフトボールを使った簡単で即効性のある鍛錬法? リラックス法?を紹介しようと思います。


実践すると、どの様に変われるのか?


他人との間にある気付けない壁が消えます(やった後に気付けます)。そのため、必要以上に緊張したり、臆病になったりしなくなります。と言うことは、力みや居つきが無くなるし、実生活でも人間関係がとても楽になります。実践した人は皆、武術云々より実生活に即効性(早くて翌日)があることが一番嬉しいようです。私も同感です。



このメソッドは、25年以上前に高木一行先生(肥田式強剣術)から教わった方法です。当時は「ウサギのメディスン」という名で呼ばれ、肥田式は勿論、心身鍛錬に有効な技術として紹介されました。


20歳頃の武術の「武」の字も知らない時に、肥田式強健術の取り組み方、捉え方を教わることが出来て本当にラッキーでした。現在、交流はありませんが、今でも感謝しています。



話は逸れますが、肥田式強剣術は大抵、型しかやらないので、効果が良く分からない、腰が痛い、となります。肥田春充と基礎が違うため当然です。何故、肥田式を最重要視しているかと言うと、武術で駆使する殆どあらゆる技術を使いこなせないと肥田式の姿勢は決められないからです。


小周天や発勁、大周天、合気・・・等々。これは、いつか何となく出来るようになるものではありません。手順を踏めば誰しも出来る技術です。この手順は、一般常識からかけ離れているので、知らない人は一生できません。万が一出来たとしても、かなりの年月を要してしまう。ここに時間を掛けていては、勿体ない。


肥田式の難解さを、少しは理解していただけたでしょうか。なので、肥田式さえ出来れば・・の思考も止めた方が良いです。


強健術とは言え肥田春充は、武術的な効率の良い身体を修行過程で身に付けていたのです。その方向へ進めたこと自体、運が良いと言うか、天才と言うか、凄い。鍛錬初期を除いて、たった一人で成し遂げたのですから。


私は、高木一行先生に出会えたことで、一般的ではない基礎鍛練の考え方を身に付けられたのです。このベースが無かったら、と考えるとゾッとします。私自身も同様に、小周天、大周天、発勁など、稽古仲間と検証して有効な技術を全て総動員したので上達できたのです。


批判では無く、理解していただけるように言うと、日本武術には、そこまでのカリキュラムが存在しません。昨今の世界情勢を見ると問題ありですが、中国の武術の歴史の長さは伊達ではないです。


一応、念の為、肥田春充は日本人です。



では、話を戻して、実際にソフトボールを使った「ウサギのメディスン」のやり方です。


大きさは一号が丁度良いですが、慣れるまでは片方を握りこぶし、もう片方の掌で包むようにしても問題ありません。



先ずは、うつぶせに寝ます。床とお腹(骨の無い部分)の間にソフトボールをおきます。自重でソフトボールがお腹にめり込みます。すると痛みが走ると思います。


痛みを、頑張って根性で耐えるのでは無く、受け入れます。痛みと戦うのでは無く、受け入れる。その様に思考すると、その痛む部分の閉じていた細胞がフワッと開かれ柔らかくなり、痛みが柔らぎます。


完全に痛みが消えなくても、拒絶 ➡ 受け入れ(2、3分)が出来たら次の場所へ。次にまた、痛い場所を探して同じことを繰り返します。


恐らく、ほとんどお腹全体が痛いと思いますので、無理をせず、ゆっくりと少しづつ行って下さい。


お腹全体、満遍なく出来たら、仰向けになります。フワッと柔らかくなった、その感覚を5~10分定着させます。これで、完了です。


これは毎日やっても大丈夫です。私は、ほぼ毎日実践していますが、日々、痛い場所は変化ます。


「朱に交われば赤くなる」


「ミイラ取りがミイラになる」


人は、環境や他人から影響を受ける。影響を受けた身体は、そのことが「常識(当たり前)」となります。そして脳自体も常識と認識します。これで完成です。良いことも悪いことも。居つきも居ついていないのも。結局、居つき、力みが上手くできない原因ですから。


この、自分では気付くことが出来ない部分を打破するために、お腹を緩めるのが「ウサギのメディスン」です。実践した人は感嘆の声が思わず出てしまうでしょう。


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