Q: 徒歩で移動中、何もしていないのに、不思議とすれ違った人が勝手に崩れてしまう事がたまにあります。私の予想では、何らかの架け橋が出来た人で、あまりこちらの事をよく思っていない人になるようです。もちろん、私は歩いていただけで、技もなにもやってません。初対面や知らない人には、このような事はまず起こりません。前から気になっていたので、改めて質問致します。この現象はなんでしょうか?
A: 初対面や知らない人にはこのような事はまず起こりません とのことなので、ネガティブ感情で架け橋を作っている人ですね、分かり易い事象です。
合気で技を掛ける場合、肉体の寄りかかりは出来ても意識の寄りかかりが消えてしまいます。本来は、肉体と意識の寄りかかり頼り合いがあってバランスを保てるのですが、意識の寄りかかりが無いためバランスを崩してしまいます。
これと同じことが起こっているのではないかと思われます。日常生活では、肉体の寄りかかりは、よっぽどのことが無い限りありません。なので、意識の寄りかかり合いがメインになります。
受け止めない、居ついていない心身であれば、相手は取っ掛かりが無くて思わず崩れてしまったのだと思います。この様な繰り返しをしていると、相手は何か寄りかかるような事象、嫌がらせを諦める様になると思います。
繊細な、微妙なところを上手くこなせているのではないでしょうか?素晴らしいですね。日常生活に行かせてますね。
もう一つ。
周囲の空間も居つかない、頼れない空間に変えている場合も、起こりえるでしょう。人は空間(空気)に無意識のうちに頼ります。この頼りが強い人であれば、バランスを崩す可能性があります。
武術では、相手は動き難くなります。練功していない人でも空間がしっかりしていないことを微妙に感じるんです。なので、しっかり立てないからこそ(そんな状態ではまともに攻撃できないので)しっかり立つことを優先して、動き難くなるんです。
この二つが考えられます。