気は、その人の想像するレベルまで大きく出来ますが、私の場合、日常で会う人々より大きければOKと言う考え方で来ましたので限界に挑戦みたいなことはやっていませんでした。
必要なのは相手より大きく出来ることなので。これは武術でも同じです。
例えば、降練気を毎日やって気の強化をしている人、気の強化は出来たと感じて練功しなくなった人。
昇降練気を毎日やって気の強化をしている人、気の強化は出来たと感じて練功しなくなった人。もし、この二人が同レベルの気の強化が出来ていたとしても、錆付いている人と、いつも磨いている人の差が出ます。
気の発生源は、自分の各細胞が発生させていると思います、と言うかそれが気だと認識しています。自分の努力で発生させるものと言う捉え方です。
気の総量を増やすことも一つの目的ですが、その気をどの様なものに育てるか?も大切です。
柔軟で居つきの無い、無垢な物として育てることが大切です。世捨て人的な考えや悪意を含んだ形でも出来る訳ですが、強力に自分をその方向へ身体を変化させてしまいます。何もしていない人より、強力な気でその方向へ変革させるんですから、危険です。
普段から聖人君子の様な生き方をしている人は滅多にいないと思います(私も同様です)。それは脇に置いておいて(完璧は無いので取り敢えず目をつぶって)、練功の時だけは、純真無垢に、清らかに、柔軟、居つきの無い感覚で気を練って下さい。
すると性格も変わって行くでしょう。