現代の常識に近い、体幹強化、中心軸の確率みたいなことを時々、耳にすると思います。これと真逆のことをやります。
中心(意識的な正中心も含む)、中心線があると武術では技の効きが格段に悪くなります。もう殆ど効きません。
居つき、エネルギーの滞りが生じるためです。相手とぶつかっている。武術では相手に拠り所、頼り所を与えてしまいます。
相手側から見ると、思い、意念を受け止めてくれる人と無意識のうちに感じます。相手を思いやる気持ち、恨みの気持ち、両方ともです。
なので、中心、中心線を自在に操れる様にした方が日常生活でも便利です。
相手を思いやる気持ちを出された場合は、受け止めると相手は満足します。これを中心、中心線を消して受け止めない、スルーするとおかしなことになりますよね。
逆に、恨みの気持ちを感じたら、中心、中心線を消して受け止めない、スルーします。すると相手は恨みの矛先が無くなるので、続けることが出来ず、他を探すか諦めるでしょう。
中心(意識的な正中心も含む)、中心線を消すのも実は、居つき解除、エネルギーの滞りを改善する技法なのです。
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